前回は、幼少期からのお話を書きました。いよいよ今回は「いつも楽しそう」「大阪のおかん」といわれる私が、現在の心理状態に落ち着くまでにやってきたことをご紹介します。
[ 両親の教え ]
両親や少し歳の離れた兄から、幼い頃からたくさんの愛情をいただき、なに不自由なく楽しい家庭で育ててもらいました。でも、私の感受性の幅が広く母を困らせる時もありました。悩みを相談すると、母は自分の経験と照らし合わせて懸命に話をしてくれ、父は出来事の捉え方の方法と感謝することを教えてくれました。それで解決したこともたくさんあり、どちらも私にとって参考になることでした。しかし、それで答えが出なかったことや、相談できないことなどは残りました。
[ 悟りたい ]
高校のころも、天真爛漫とネガティブ感情は同居していました。午前中は鼻歌を歌って校内をスキップしていたけど帰る頃には何かに打ちのめされていました。そのときに、"悟りたい"と思うようになりましたが、悟るには程遠い精神状態でした。しかし、1つのことを夢中で行なっている時、例えば美大受験時に黙々と絵を描いている時は全て忘れていました。手を動かして没頭することで心の整理がつく経験は皆さんもあると思います。そのように、主に相談したり、没頭したりして、悩みを薄めていく方法しか知りませんでした。
[ ありのままとは ]
私が"恥ずかしい"という感情に気が付く3歳までは、ありのままの私でした。生まれた時、皆お母さんとへその緒を繋げて裸で産まれてきますよね。心の状態も無垢(ありのまま)。でも、私たちにはさまざまな感情があります。"恥"、"絶望"、"怒り"、"嫉妬"などたくさんの種類の"ネガティブ感情"の服を、無垢な幼少期から一枚一枚人生で着込んでいきます。着込みすぎて重たくなり自由に動けなくなった身体を、服を脱いで動きやすくしていくと、"ありのままの姿"に近づいていきます。
[ 学んだ方法と実践 ]
どのように"ネガティブ感情"の服を脱ぐか。ネガティブ感情はある出来事がきっかけで起こりますよね。ネガティブ感情が湧き起こった出来事はよく覚えているものです。なぜかというと、その意味を理解させるために覚えていさせる必要があるから。その意味が分かり消化(昇華)できたら1つクリアです。3歳スカートを履いた時にパンツが見えたら"恥ずかしい"。小1の男子が許せない"軽蔑"。小2〜3のイタズラで"罪悪感"や"不安"に襲われ、その後「人に迷惑をかけないように」「どうみられるか考えて行動しなさい」と"集団軸・他人軸で行動"で行動するミッション。その出来事が起こった意味を自分の中で考え腑に落とすことで、順番に消化(昇華)していきます。そして最後には解体して感謝と共に見送ります。
[ 感情の意味 ]
ネガティブ感情を連呼してますが(笑)、ネガティブ感情は疲れます。人から力を奪いますよね。でも必要があって起きていて、私たちはそれを持ってして人間ドラマを経験するために産まれてきています。ある出来事に対面した時に、ネガティブ感情が発動するか、ポジティブな感情で見送れるか。その違いで自分自身も、身近な人たちも環境が変わってきます。ポジティブな感情は周りも気分がいいからです。そしてポジティブな感情で出来事を見送れることが多くなると、自然にどんなときでも自分自身の居心地が良くなってくるのです。
[ 存在意義と上がり2 ]
ざっとの方法説明になりましたが、そのようにコツコツ"ネガティブ感情"の服を脱いでいき、私は自分の感情の不安定と他人軸を卒業することができました。すると今度は見えてくる景色が変わってきました。母に相談相手としてとことん付き合ってもらった粘り強さと、父に広い視点で捉えて感謝することを教えてもらったことが活きていると思います。実はまた、精神的なことだけでなく物理的に人間の存在意義を四井さんから学べ、現在も実践できていることも大きいと思います。
コロナ前に思っていた「上がり」は「スタート地点」でした(笑)。いまは新しい「上がり」に向かって邁進中です。「ありのままの自分を愛し」ながら…!

改めて、今まで育ててくれた両親・兄・親族のみなさま・私と共に過ごしてくださったたくさんのみなさまに、心から感謝を申し上げます。本当にいろんな感情を経験させていただきありがとうございました。今後はいただいた経験を胸に、進んで参ります。
ご覧いただきありがとうございました。
前回、今回と続けていかがでしたか?
ぜひコメントやDMでお聞かせいただけると幸いです。
今後も、お楽しみに♪
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土に還る暮らしを楽しもう!
Live toward the soil, sprouts appear.