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桑の木からコンポートと桑茶を作った話② 〜プラグマティズムの話〜



 うちのオリーブの木の下に桑の木があり、オリーブの木が連携をとってくれているおかげで奥にある土置き型キエーロの栄養を桑の木がもらえて豊作だったという話を1つ前に書きました。今日は、桑の実でコンポートを作って桑の葉でお茶を作ったお話を動画にしました。最後に大事なこと書いてますので最後までご覧いただけたらと思います。


[ 桑の実 ]

 マルベリーと呼ばれる桑の実は、抗酸化力で有名なアントシアニンが豊富で、完熟していると甘みと旨みが押し寄せてくるような美味しさです。成分は他に抗酸化ビタミンとしてA,C,Eがあり、カルシウムや鉄分も含まれているそうです。そんなに栄養豊富であれば、養分を吸い上げる力も強多そうですね!今回はてんさい糖と黒糖半分ずつで作りました。


[ 桑の葉茶 ]

 桑の葉には、糖を分解する酵素を阻害する成分がはいっていて、食前に飲むと糖の吸収を抑える効果があるそうです。血糖値を下げるため、糖尿病予防やダイエットにも効果的なようです。作る工程で一旦蒸すのですが、蒸さないと発酵し始めてしまい、ウーロン茶のように別のお茶になってしまいます。また、蒸すことで栄養を逃がさない効果も得られます。



 市場価格を見たら、桑の実で作ったコンポートは140gで2,400円ほど、桑の葉茶は200gで4,000円ほどしました笑。うちの庭でできたコンポートは450gの瓶と140gの瓶で590g作ったのでクオリティは置いといたとして1万円分ほどできました。桑茶は400gなので約8,000円。なんとわかりやすい豊かさの表現計算ですね!


[ プラグマティズム ]

 自分の環境にあるものって、意外といろいろできる可能性に溢れています。

例えば、うちは前回の話に出たオリーブの木がシンボルツリーなのですがを剪定したらカゴをつくってみる、お茶を作ってみる、実を食べてみる。購入時から敷地内に自生しているドクダミでチンキをつくってみる、お茶を作ってみる、染色してみる


植物以外でも、割り箸とかプラスチックトレイとか、牛乳パックとか、トイレットペーパーの芯とかも、どうしたらもう一度楽しめるか、という視点に変えてみてみたら、その瞬間にごみが資源に変わります。それでまたいきいきとしているものたちの様子を見るのが好きで、アイデアが出たら実践せずにはいられません! まさに、 #プラグマティズム (人間の生活に実際に役立つことを重んじて、さまざまな問題を解決していこうとする思想。実用主義、実際主義、実践主義) です。






[ 今必要なこと ]

 昔はお百姓さんがたくさんいましたよね。お百姓さんの「姓」は仕事のこと。100の仕事ができる人のことをお百姓さんと呼んだそうです。プラグマティズムな日々だったことが容易に想像できますよね。

 現代は第一次産業は農林漁業、第二次産業は製造業+鉱業+建設業などを除く、第三次産業はその他の方々が約4,000万人以上。就業者総数が約6,700万人だそうなので約6割がサービス業です。70年前は違いました。1955年は第一次産業+第二次産業で約6割でした。※厚生労働省資料より

 これは、どういうことでしょうか?実際"自分の手を動かして何かを成し遂げられる"ということは、現実や人としっかり向き合うことができる能力が獲得できます。同時に、過去の経験や現在の能力の積み上げによって、自分で自分に高い評価を与えること、すなわち自分自身の存在価値に自信がつくのです。これは最近教育現場で言われるようになった「主体性」や「自己肯定感」などが醸成できるということです。今必要なことだと思いませんか?


実際に手を動かした分だけ、見える景色があります。

みなさんも一緒に #プラグマティズム しませんか?


ご覧いただきありがとうございます。

つぎのお話もお楽しみに。

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土に還る暮らしを楽しもう!

Live toward the soil, sprouts appear.





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